チャットレディの基本的な経費を理解して税金対策!
チャットレディは個人事業主になります。
そのため、例外もありますが、基本的には確定申告が必要になります。
確定申告は毎年行う必要があり、正直面倒なのですが、一方で経費を計上できるというメリットもあります。
今回はチャットレディが経費として計上できる基本的な出費について解説します。
チャットレディの基本的な経費は?
① 家賃と光熱費
チャットレディの方の多くは自宅でお仕事をしていると思います。
自宅でお仕事をしている場合は、自宅の家賃や光熱費を経費にすることができます。
ただし、注意点としては、家賃や光熱費の全額を経費にできるわけではないことです。
具体的には、経費にできるのは3割から5割です。

自宅で仕事をする場合、当然24時間ずっと働いているわけではありません。ライフスタイルは人それぞれですが、1日7~8時間は寝ていますし、プライベートを楽しんだり、食事の時間もあります。
自宅で働く時間は7~8時間から、多くても10時間くらいでしょう。
そのため、家賃や光熱費は総額の3~5割だけ経費にできるのです。
とは言え、毎月の家賃が7万円、光熱費が1万円とすると、1年間で96万円(8万円×12ヶ月)になります。
そのうちの4割を経費にしたとしても38万4000円が経費になります。これはかなり大きな節税になります。
自宅で働いている方は、しっかりと家賃や光熱費を経費にしましょう。
ちなみに、お仕事のためだけに事務所を借りている場合は、家賃や光熱費は全額を経費にすることもできます。
逆に、自宅では一切チャットレディの仕事をしておらず、ライブチャットサイトが提供してくれる仕事場などでしか働いていない場合は、当然自宅の家賃や光熱費を経費にすることはできません。

② お化粧品や衣装
チャットレディがライブチャットに出演するとき、普通はきれいにお化粧をし、衣装もちゃんと用意しているはずです。
お化粧や衣装もお仕事に必要なものですので、当然経費にすることができます。
ただし、ここでも問題になるのが割合の話です。
お化粧品も衣装も、ライブチャットのお仕事だけでなく、プライベートでも使うという方が多いでしょう。
この場合、経費にできるのはお化粧品や衣装の代金の3割から5割になります。
家賃や光熱費と一緒の考え方で、仕事とプライベートの両方で使っているのであれば、経費にできるのは仕事で使っている分だけだ、ということになります。
ただし、身バレ防止のためにライブチャットでしか着ない服もあるでしょう。
この場合は、もちろん全額を経費にすることができます。
とは言え、お化粧品や衣装の場合、例え本当にお仕事でしか使っていなかったとしても、全額を経費として計上していると税務署につっ込まれるリスクもあります。
バランスを取るためにも、全額を経費として計上するのは一部の化粧品や衣装だけにし、その他は3割から5割程度のみ経費にするのが無難かもしれません。
もちろん、ライブチャットサイトがレンタルしている貸衣装に関しては、経費として計上することはできません。
③ ノートパソコンやスマートフォン、カメラなどの電子機器類
ライブチャットのお仕事をするためには、(ノート)パソコンやスマートフォン、タブレットのいずれかを最低一つは持っている必要があります。
もし、ライブチャットをするためだけにノートパソコンやタブレットを購入したのであれば、全額を経費として落とすことができます。
ただし、パソコンやタブレットに関して注意しておきたいのは、資産に該当するか消耗品に該当するかどうかということです。
経費が10万円を超える場合は資産扱いとなり、減価償却を行うことになります。つまり、一回の確定申告で全額をまとめて経費にすることができません。
何年かにわけて一定額ずつ経費として計上していかなければいけないのです。
④ セミナーや教室・ジム費用
チャットレディとして稼ごうと思うと、パフォーマンスを磨く必要が出てきます。
つまり、トークや仕草、場合によってはダンスなども高いレベルで身につける必要があります。
こうしたパフォーマンスを一人で磨くのは難しいため、セミナーや教室に通うチャットレディも多いでしょう。
その費用はもちろん経費にすることができます。
ただし、お化粧品や衣装と同じように、全てを経費にすることは難しいかもしれません。一部は趣味のためと見なされてしまう可能性が高いからです。
また、チャットレディは体の美しさも重要です。スタイルをよくするためにスポーツジムに通っているなら、ジムの会費も一部を経費にすることができます。
以上、チャットレディが経費として計上できる基本的な項目について解説しました。
慣れないと確定申告は面倒ですが、どうせしないといけないのであれば、しっかりと経費を計上して税金の額を減らしましょう。
もちろん、ここで挙げた経費以外にも経費にできるものはいくらでもあります。
例えば、ライブチャットのチャット部屋を借りているのなら、自宅からそこまで行く交通費は全額経費にできます。
チャットレディとして少しでも稼げるようになってきたら、上手に経費を計上して手元に残るお金を増やすようにすることが大事です。