チャットレディは給与所得者ではなく、個人事業主になります。そのメリットは?
チャットレディとして働くときに一つ知っておいてほしいことがあります。
それは、チャットレディは給与所得者ではなく、個人事業主になるということです。
働く側としてはどっちも同じように感じるかもしれませんが、実際はさまざまな面で大きな違いが出てきます。
チャットレディが給与所得者ではなく個人事業主になる理由
チャットレディが個人事業主になる理由として、大きく言って二つ挙げられます。
一つは、チャットレディと契約を結ぶライブチャットの運営会社にとって、税金面でメリットがあります。
詳細は省きますが、チャットレディに支払うお給料には消費税が含まれており、報酬を支払う運営会社にとっては節税上のメリットが生じます。
アルバイトの場合は支払う報酬に消費税が含まれていないため、支払う側にとって税控除できる額が少なくなります。
二つ目は、チャットレディの報酬体系が成果報酬であることです。
アルバイトやパートタイムのお仕事は時給のため、働いた時間に応じてお給料が支払われます。
一方、チャットレディの場合は、お客さんとチャットや電話を行った時間であったり、受け取ったメールに対して報酬が発生します。
たくさん成果を上げれば報酬は青天井ですが、全く成果がなければ報酬はほとんどゼロになってしまいます。
このような働き方には時間に応じた「給料」を支払う給与所得者よりも、成果に応じて報酬を受け取る自営業者の方が都合がいいわけです。

自営業者になることで給与所得者とどんな点で異なるのか
① 大きな違いは税金の確定申告が必要なこと
最も大きな違いは税金の支払いに関してです。
給料所得者の場合、税金関係の処理は基本的に給料を支払う会社の側で行ってくれます。
お給料は住民税を除き、税金が控除された状態で支払われるため、給料を受け取った側で確定申告などの手続きが必要になることはありません。
一方、自営業者が受け取る報酬に関して、企業側は税金の処理は何もしてくれません。
そのため、自営業者は確定申告を行って、所得額を申告し、所得税を支払う必要があります。

ただし、自営業者の所得の合計額が20万円以下の場合は確定申告は不要です。
ライブチャットで稼げるようになれば、年間20万円なんて金額はすぐにオーバーしてしまいますが、専業主婦などが旦那さんに内緒でお小遣いを稼ぐ場合には丁度良い金額かもしれません。
専業主婦なのに確定申告をしていると、家族に怪しまれますからね。
② 個人事業主は経費の計上が可能に
もう一つの大きな違いも税金関係ですが、個人事業主は経費の計上が可能になります。
例えば、チャットレディがお仕事で使うための化粧品や衣装、チャットに使うパソコンや照明器具などの費用を経費にできます。
また、やり過ぎると税務署から否認されるリスクはありますが、外見やパフォーマンスを磨くためにスポーツクラブやエステに通ったり、ヨガの教室に通ったりした場合も、会費などを経費にすることも可能です。
アルバイトやパートとしてお給料をもらっている場合は、例え本当にお仕事に必要なものであったとしても経費として計上することはできません。
そもそも給与所得者の場合、他に副業などをしていない限り、給与を支払う会社の側で税金の処理をしているので当然と言えば当然ですよね。
チャットレディのお仕事で必要になること-メイク、衣装、ヘアスタイル、それから見た目やパフォーマンスの向上に必要なことは、女性にとって本質的に必要で、なおかつ嬉しいものです。
あまり稼げていないうちは、税金の処理を会社がしてくれる給与所得者の方が楽に感じますが、稼げるようになるとさまざまな経費を使えるようになる分、個人事業主の方が自由度が高いと感じるはずです。
③ お仕事に必要な道具は自分で用意する必要がある。ただし、大手ライブチャットサイトでは無料レンタルも豊富
アルバイトやパートタイムで働く場合、お仕事に必要な道具などは会社が用意してくれます。
一方、個人事業主の場合、仕事に必要な道具であっても自分で用意する必要があります。
チャットレディの場合、例えば衣装やパソコン、カメラ、照明などの道具ですね。また、お仕事をする場所も自分で確保しなければいけません。
道具の準備が必要な分、準備にかかるお金は経費として計上できるわけですね。
ただし、大手のライブチャットサイトの中には、衣装や照明器具などを無料で貸し出してくれるところもあります。
会社としても、より多くのチャットレディに活躍してもらった方が収益が増えるので、個人事業主としても必要な道具を無料で貸すなどの便宜を図っているわけですね。
また、チャットレディにとっても問題となる、お仕事をする場所についても、大手のライブチャットサイトでは無料でレンタルルームを提供してくれるところがあります。